AWS導入事例 高品質・手軽なAWSへのプライベート接続サービスをTOKAIコミュニケーションズの技術力・対応力で実現

  • 株式会社毎日新聞ネット様
  • 金融業/銀行
株式会社毎日新聞ネット

導入効果

  • ビジネスレベルのAWS活用を支える高品質なネットワーク
  • お客様の要望に応える高い技術力と柔軟な対応力
  • ネットワーク構築・運用の負荷軽減

導入背景

自社システムのAWS移行経験から、AWSとユーザ企業間のプライベート接続の重要性を認識

社内システムのクラウド環境への移行にAmazon Web Service(AWS)を利用し成果をあげた株式会社毎日新聞ネット。毎日新聞グループなど企業に対しさまざまなITソリューションを提供してきた同社は現在、オンプレミスからの移行やハイブリッドな運用など、企業システムのパブリッククラウド利用促進を支援している。自社システムを移行した経験から、パブリッククラウド活用においてAWSとユーザ企業間のプライベート接続が重要なポイントであることを知る同社は、独自のAWS接続プラン「Cloud Road」にTOKAIコミュニケーションズのクラウド接続ソリューションを採用。ユーザ企業が安心してパブリッククラウドを利用できる環境を提供している。

株式会社毎日新聞ネット
執行役員
技術管理部 部長
クラウド推進チーム
中里 浩 氏

課題

自社導入実績をベースにクラウド事業を展開

デジタルコンテンツの制作・配信事業を手掛ける株式会社毎日新聞ネットが設立されたのは1984年のこと。毎日新聞社系列の文字放送配信企業としてスタートし、近年は長年培った通信技術のノウハウを生かし、システムソリューションやWeb制作など多面的に事業を展開している。なかでも現在同社の技術部隊が注力しているのがクラウド事業だ。そのきっかけとなったのが、自社のクラウド導入だという。クラウドにはハードウェアの調達が不要で初期費用が抑えられる上、メンテナンス負荷も大幅に軽減できるというメリットがあるため、毎日新聞ネットでも社内IT資産のパブリッククラウドへの移行を実施し、成功を収めている。これを機に、クラウド事業を本格展開。2012年11月にはAWS(Amazon Web Services)コンサルティングパートナーになっている。

同社の執行役員 技術管理部 部長 クラウド推進チームの中里浩氏は「自社実績で得たクラウド導入に関するノウハウをビジネスに展開すべく、まずは毎日新聞グループの関係会社を中心に営業活動を進めてきました。その中で、より品質の高いクラウドソリューションを効率的に供給するには、やはり専門のネットワーク事業者からの協力が不可欠だということに気付いたのです」と振り返る。

パブリッククラウド上のシステムを利用する際、セキュリティや通信品質の観点から、クラウドとユーザ企業間のプライベート接続回線が重要なポイントとなる。インターネット経由のソフトウェアVPN接続では、通信が不安定で処理に時間がかかったり、通信量が多い場合にはエラーとなってしまうこともある。これまで自社導入でノウハウを蓄積してきた同社だが、今後ベンダーの立場として様々なニーズに対応していくには、ネットワークの専門技術とAWSへの接続回線を効率よく提供することが必要であった。クラウド需要が拡大しているなか将来的なビジネス拡大を見越し、ネットワーク事業者の協力を仰ぐことになった。

株式会社毎日新聞ネット
クラウド推進チーム
曽根 淳一 氏

解決策

高品質なクラウド接続の実現を目指しTOKAIコミュニケーションズを選択

ネットワーク事業者の選定に入ったのは2012年の夏のこと。国内・外資系事業者を含め3~4社を対象に選定を行い、選ばれたのがTOKAIコミュニケーションズだ。その経緯について、毎日新聞ネット クラウド推進チームの曽根淳一氏は次のように述べる。「導入も運用も簡単にでき、かつ高品質な接続を保証するクラウドソリューションを目指していたので、ネットワーク事業者の方々には『できるだけ容易で効率的に接続できる仕組みが欲しい』と相談していました。しかし、やはり使い勝手やコストの面で折り合わないことが多く、困っていたのですが、こうしたニーズに柔軟に対応していただきました」

毎日新聞ネットが求めていたのは、ユーザが手軽に利用できてメンテナンスフリーな仕組み。AWSとの接続は、ルータを導入・設定すれば誰でも可能だが専門的な知識が求められる。これに対しTOKAIコミュニケーションズが提案したのが、「BroadLineリレーションEthernet」を利用したAWS Direct Connectへの接続と、ルータに「ケーブルを挿すだけでAWSに接続できる」という「VIC-VPN for AWS」だ。これにより、毎日新聞ネット自身もユーザ企業も悩むことなく、より安定した接続環境を整備できる。TOKAIコミュニケーションズもAWSのパートナーとして事業を展開していたことも後押しした。

だが何より、TOKAIコミュニケーションズがパートナーとして選ばれた最大の理由は「担当者の人柄、そして対応力です」(曽根氏)という。職種に関係なく高い技術力を持ち、さまざまな要件に柔軟に対応、レスポンスも早いという点を含め、「一緒にやっていきたい、と思わせる力がありました」(中里氏)と評価している。

AWSとお客様拠点の間を接続する回線は、株式会社毎日新聞ネット様独自のAWS接続プラン「Cloud Road」としてTOKAIコミュニケーションズが提供するBroadLine「リレーションEthernet」と「VIC-VPN for AWS」を採用しています。

選定ポイント

広帯域で安定、手軽かつ安価に接続できる2つのAWS接続プラン

こうしてTOKAIコミュニケーションズの技術力をベースに、AWSソリューションの開発を共同で進めたのが2012年冬のこと。翌2013年3月にリリースされたのが、AWSを活用するためのネットワーク接続プラン「Cloud Road(クラウドロード)」シリーズだ。AWSへ専用回線を直結するAWS Direct Connect接続プラン「Cloud Road」では、BroadLineリレーションEthernetにより10Mbps~10Gbpsまで帯域確保したEthernet回線でAWSに接続し、広帯域で安定したプライベート接続を実現する。一方、インターネットVPN接続プランである「Cloud Road lite」では、VIC-VPN for AWSにより、専用のVPNルータにケーブルを挿すだけでAWSとの接続が確立され、手軽かつ安価にプライベート接続できるのが特長だ。これら2つのAWS接続プランでユーザ企業の様々なニーズに応えることが可能である。

AWSとの接続に関してはTOKAIコミュニケーションズが技術検証を行い、毎日新聞ネットがユーザ企業のネットワーク構築・運用をサポートする。実際、すでに数社がCloud Roadを導入しているが、非常に接続が安定していて「まるで空気のように」意識することなく利用されているそうだ。また同社にとっても、ユーザ対応に苦慮することなく大変扱いやすいという。

今後の展望

基幹ITの移行も成功、TOKAIコミュニケーションズのサポートによりさらなるクラウド発展を目指す

Cloud Road導入ユーザの中では、データベースを含む基幹システムをそのままAWSに移行した例もあるという。移行前は万が一のことが起こらないか心配もあったというが、中里氏は「実際に稼働してみると、ネットワーク上の問題は特になくスムーズに進みました」と語る。TOKAIコミュニケーションズのネットワーク品質の高さもこうした成果を後押ししている。

今後、毎日新聞ネットは「これらの実績を基に、特にミッションクリティカルな分野を中心にパブリッククラウド・ソリューションのさらなる普及を目指したい」(中里氏)と述べており、進化を続けるAWSに対し、引き続きTOKAIコミュニケーションズの迅速な対応と技術的なサポートを期待している。

  • 本導入事例の内容は制作時(2020年3月)のものであり、変更されている可能性があることをご了承ください。

Company Profile

株式会社毎日新聞ネット

設立
1984年12月
本社所在地
東京都千代田区
事業内容
  • インターネット、モバイル向けデジタルコンテンツ制作・配信
  • システムソリューション
  • WEB(PC・スマートフォンサイト、CMS構築)制作
  • 新聞・雑誌の記事・写真データベース制作
  • 地上波TV、CATV向け文字・映像情報制作請負
ほか
URL
http://mainet.jp/ 新規ウィンドウで開く
株式会社毎日新聞ネット

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