導入効果
- 基幹業務に求められるネットワークの安定性・信頼性の確保
- 複数のクラウドを活用したマルチクラウド環境を実現
- 経験や実績をもとに最適なソリューション提案から開通までサポート
課題
オンプレミスの業務システムをクラウドサービスへ移行
中間流通業のノウハウを結集し“最適流通システム”を基盤に、エンタテインメント商材を日本全国へお届けしている株式会社ハピネット。これまでデータセンターにて運用していた業務システムをパブリッククラウドへ移行し、業務の効率化を積極的に進めている。
同社の情報基盤を支えるクラウドサービスには、「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」と「IDCフロンティア セルフクラウド」それぞれの特徴を活かしたマルチクラウド環境を採用。これらのクラウドサービスを基幹業務で利用するには、現在利用しているデータセンターとクラウドサービスの間を、広帯域かつ信頼性の高いネットワークでプライベート接続する必要がある。専用線や広域イーサネットによるクラウド接続を検討していた同社は、TOKAIコミュニケーションズが提供するキャリア・企業向け通信サービス「BroadLine」を採用した。
解決策
安定した通信品質・信頼性の高いプライベート接続を実現
データセンターと各クラウドサービスとの接続には、広域イーサネットサービスである「リレーションEthernet」を利用し、広帯域で安定した通信品質を確保。また、クラウドサービスとのプライベート接続には、各クラウドの閉域網接続サービスである「AWS Direct Connect」「IDCフロンティア プライベートコネクト」を利用している。このような各クラウドの閉域網接続サービスを利用するには、それぞれの接続仕様に合わせたネットワーク機器の設定が必要となる。クラウドとの接続用ルータについてもTOKAIコミュニケーションズに任せることで、設定や運用の負荷をかけずにサービス導入を進めた。
さらに、これらの回線サービス・接続用ルータは、すべて冗長構成にすることで耐障害性を高めている。このようにして、クラウドサービスに基幹業務を移行するために必要な、安定した通信品質と信頼性の高いネットワークを実現した。
選定ポイント
最適なソリューション提案から開通までサポート
クラウドサービスとの接続には、回線サービスの選定だけでなく、閉域網サービスとの接続仕様、拡張性や信頼性の確保など様々な要件を考慮した検討が必要となる。また同社のように、複数のクラウドサービスを利用するマルチクラウド環境では、さらに検討項目は増え複雑になる。
TOKAIコミュニケーションズは、業務利用に必要なネットワーク要件、クラウドサービスやオンプレミスとの接続方式、今後の利用計画や将来構想など、お客様との意見交換を行い最適なソリューションを提案。さまざまなクラウドサービス事業者のパートナーとして培ってきた経験や接続実績をもとに、お客様ならびに関連するサービス事業者と密に連携し、開通までサポートできる強みを持っている。
今後同社は、安価なフレッツ・アクセスサービスを利用してAWSへ接続する「VIC-VPN for AWS」を採用するなど、予算や用途に応じた回線サービスを選択し、さらなるクラウド利用を推進しようとしている。
- ※ 本導入事例の内容は制作時(2015年2月)のものであり、変更されている可能性があることをご了承ください。
Company Profile
株式会社ハピネット
- 設立
- 1969年6月7日
- 本社所在地
- 東京都台東区
- 事業内容
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- 玩具・遊戯用具の企画・製造・販売
- 映像・音楽ソフトの企画・製作・販売
- ビデオゲームハード・ソフト等の販売
- アミューズメント商品の販売等
- URL
- http://www.happinet.co.jp/