AWS マネジメントコンソールは、「Amazon EC2」「Amazon S3」「Amazon FSx」といったAWSの各サービスをWebブラウザから確認・操作できるWebアプリケーションです。
目次
AWS マネジメントコンソール(AWS Management Console)とは?
AWS マネジメントコンソールの主な機能
AWS マネジメントコンソールを利用すれば、AWSの全ての操作が可能となります。
その中でも当社にて優先的に行っている操作をご紹介します。
- AWSアカウント作成
- アカウントの2要素認証設定
- IAMユーザ/グループ/ポリシーの作成
- 料金の確認
- ※AWS Cost Explorerについて詳しく知りたい方は、AWSサイトにてご確認ください。(https://aws.amazon.com/jp/aws-cost-management/aws-cost-explorer/)
- サポートの利用
- ※有償サポートを利用したい場合は、サポートプランをデフォルトのベーシックプランから上位のプランに変更する必要があります。>
- リソースグループの利用
- ブラウザ経由でアクセスができ、手軽で直感的に操作が可能
- 使用しているAWSサービスを一元管理できる
- カスタマイズでさらに使いやすくできる
- (注1)今回は、AWSアカウント(ルートユーザ)を個人で発行済みとして、AWSアカウントにてサインインを行います。
- (注2) 商用にて利用の場合は、IAMユーザにて権限を適切に管理し、サインインを行うことを推奨します。
- (注3)アカウント作成方法につきましては、別記事にてご紹介する予定です。
- コマンドラインインターフェースの利用
- SDKの利用
AWSアカウントとは、AWSへサインアップする際に作成されるアカウントです。まず最初に、マネジメントコンソールを用いてAWSアカウントの作成を行います。
AWSアカウントはルートユーザとも呼ばれ、AWSのサービスに対して、どこからでもアクセスできます。非常に強力なアカウントであるため、まずは2要素認証の設定を行うことを強く推奨しています。
AWSを利用する各ユーザのIDを登録し、グループ・ポリシーを利用して、適切なアクセス権限を付与します。
利用料金の確認も、AWS マネジメントコンソールにて行います。サービスやリージョン毎の項目に分かれて表示されますが、詳細な分析を行いたい場合は、各リソースにタグ付けを行い、AWS Cost Explorerという機能を利用します。
WebベースでAWSサービスの障害や不明点について問い合わせが可能となります。
リソースグループを利用することで、リージョン間にまたがるリソースを一元的に管理できます。
AWS マネジメントコンソールの特長
次に、AWS マネジメントコンソールの特長をご紹介します。
Web GUIを使ってAWSサービスを操作できます。サポートされているブラウザは、「AWS マネジメントコンソールでサポートされているブラウザを調べる」と検索すると確認できます。
AWSサービスの操作、利用料金の確認、セキュリティ、IDなどがAWS マネジメントコンソールで一元管理できます。
頻繁に利用するサービスをお気に入りに登録することで、AWS マネジメントコンソールから必要な機能をすぐに探すことができます。
AWS マネジメントコンソールを使用するメリット
当社が優先的にAWS マネジメントコンソールを利用しているのは、複雑な管理機能を視覚的に把握するためです。
AWSをGUIにて操作・管理することで、直感的にサービスを理解することができます。初めてAWSを利用する場合や、まだ使ったことのないサービスを利用する場合は、AWS マネジメントコンソールを利用することでサービスの全体像を他の手法より時間をかけずに理解ができます。開発や設計段階で使用するパラメータの確認等の利用にもお勧めです。
AWS マネジメントコンソールを利用してみた
サインイン手順
実際に、AWS マネジメントコンソールにサインインする手順をご紹介します。
①AWS マネジメントコンソールのサインインページにアクセス
②表示言語の変更を行う
表示が英語のままでは分かりづらいので、画面右下の「English」と表示されている部分をクリックして「日本語」を選択すると、日本語表示に切り替わります。
③アカウントのメールアドレスを入力する
今回はルートユーザにてサインインしますので、「ルートユーザのEメールアドレス」に、作成したアカウントのメールアドレスを入力し、「次へ」を押下します。
④電話番号を追加せずに、次へ進む
アカウントに電話番号を登録することも可能ですが、ここでは「後で」をクリックし先に進みます。
⑤サインインが完了する
AWS マネジメントコンソールにサインインが完了しました。
画面の見方をご紹介
ナビゲーションバー
まず最初に、AWS マネジメントコンソールにサインイン直後は主に画面上部のナビゲーションバーを利用します。
ナビゲーションバーの構成は、以下のようになっています。
以下にて、詳しくナビゲーションバーの項目についてご紹介します。
リージョンの選択方法
初回ログイン時のリージョン設定はオレゴンとなっています。このリージョン設定は、今後AWSサービスの利用を新たに開始する際のデフォルト設定となります。今回は「アジアパシフィック(東京)」を選択します。
AWSサービス利用時の選択方法
AWSサービスを利用する場合は、ここからサービスを選択します。
ちなみに、よく利用するサービスを「お気に入り」に登録できます。各AWSサービスにカーソルを当てると星(★)マークが出てきます。星マークをクリックすると、「お気に入り」に登録が完了します。
サービス及び機能、ドキュメントなどの検索方法
2021年1月時点で最近追加された機能ですが、こちらの機能を使えばサービスやサービス内の機能、ドキュメントなどが一元的に検索できます。
サインアウト手順
利用を終了する際は忘れず、サインアウトしてください。サインアウトは、ナビゲーションバーの「アカウントと支払情報」の箇所から行います。
(参考)AWS マネジメントコンソール以外の操作方法
AWSを利用するには、AWSの入り口にあるAPIとのやり取りが必要です。
入り口にあるAPIとやり取りできるのが、AWS マネジメントコンソールになります。今回は、AWS マネジメントコンソールを使用しましたが、実はAWS マネジメントコンソール以外にもAPIとやり取り可能な方法が幾つかあります。参考程度に、ご紹介いたします。
コマンドラインインターフェースを利用すれば、各自のターミナルから直接AWSを操作できます。主に、自動化等の為、スクリプトを作成して利用されます。
プログラムを介してAWSを操作できます。スマホなどからAWSを操作するアプリはこちらを利用しています。
AWS初心者の方にオススメの活用法記事
AWSマネジメントコンソールが利用できるようになったら、AWSサービスをどんどん利用していきましょう。
AWS初心者の方にオススメの活用法記事をご紹介します。
基本的なAWSサービスについて理解したい方へ
以下の記事では、AWS初心者の方がまず理解しておきたい「基本的なAWSサービス」を紹介しています。
AWS活用法 | AWS初心者が押さえておくべき7つのサービス
最も利用されているサービス、Amazon EC2
以下の記事では、AWSの歴史の方でも古くから存在し、今も多くのユーザーに利用されている「Amazon EC2」について紹介しています。
AWS活用法 | おさえておきたい基本サービス Amazon EC2とは?
まとめ
今回は、AWS マネジメントコンソールについて、特長、機能、メリット、実際のサインイン・サインアウト方法、画面の見方についてご紹介しました。前述の通り、商用利用の際はIAMユーザなどで適切に権限を管理しながら利用する必要がありますので、個人で検証などを行う際の参考にしていただければと思います。
AWS導入にご興味がある方は当社にて、AWS導入サポートを行っております。また、商用のマネジメントコンソール利用についてお悩みなどございましたら、お気軽にご相談・お問合せ頂ければと存じます。